iPhoneを開くと度々「iCloudストレージの空き領域が不足しています」という警告が表示されるようになってしまった。Apple側の言い分は「ストレージをアップグレードしませんか?毎月の料金はかかりますけどね。グヘヘ。」とのこと。しかしお金は払いたくないので自分で調べて対処した。
目的
iCloudのストレージを圧迫している原因を取り除き、不要なファイルを削除して警告を止める。
私の場合はmacOSのバージョンを上げたことがきっかけで問題が起こり始めたのでMacとiPhoneの両方で対処した。Macを使っていない場合は「iPhone編」の手順だけでよいだろう。
解決方法(iPhone編)
iPhoneのiCloudバックアップをオフにする
手順
設定 → (自身のAppleIDの姓名) → iCloud → iCloudバックアップ → オフ
解説
「バックアップをオフにする」というワードに不安をおぼえる人もいるだろう。だが、オフにした場合にどんな問題が起こるかを突き詰めて考えた結果、オフで問題なしと私は判断した。根拠は以下。
- メールはメールサーバに保管されている
- 各種SNSデータはSNS毎のサーバに保管されている
- その他のデータも各サービス毎にそれぞれの場所で保管されている
つまり、どのアプリもサービスも普段からデータをクラウドに保管しているこの令和の時代に、別途「端末の中身をまるごとバックアップする」という行為にメリットはほぼ無いということ。
強いて言えば、バックアップをオフにすると「急にiPhoneが壊れて新しい端末を買いなおすことになったらアプリをひとつひとつインストールする手間がかかる」だろうが、それだけの話だ。
iPhoneの「写真」のiCloud連携をオフにする
手順
設定 → (自身のAppleIDの姓名) → iCloud → 写真 → iCloud写真をオフ
設定 → (自身のAppleIDの姓名) → iCloud → 写真 → マイフォトストリームをオフ
解説
現在はGoogleフォトに写真をバックアップしているのでiCloud連携はオフにしても問題ないと判断した。Googleフォトは2021年5月末まで容量無制限でバックアップできる。2021年6月以降のことは悩ましいが、それは別の問題として後で考える。
解決方法(Mac編)
MacのiCloud Drive同期をオフにする
手順
アップルメニュー → システム環境設定 → インターネットアカウント → iCloud → iCloud Driveのチェックを外す
解説
最近のmacOSでは「デスクトップ」と「書類」を常にiCloud Drive上に保管する動作がデフォルトになったらしい。つまり「他の端末でも同じファイルを閲覧できますよ」ということだろうか?はて?「一人で複数のMacを使っていて、その全ての端末を常に同じ状態に保ちたい」と考える人がそんなに大勢いるのだろうか?私はこの機能に嬉しさを微塵も感じないし、ただただ難解で迷惑と感じるのでオフにする。
Macの「デスクトップ」「書類」のデータをiCloud Driveから復元する
手順
以下のURLから「デスクトップ」「書類」のファイルをダウンロードする。
解説
先程の手順でiCloud Drive同期をオフにすると手元のMacの「デスクトップ」と「書類」が一旦空っぽになってしまうので、iCloud Drive上に保管されている「デスクトップ」と「書類」から復元する。
iCloud Drive上のファイルを完全に削除する
手順
さきほどのiCloudのURLで、不要になったファイルを選択して画面上部のゴミ箱アイコンを押す。
するとファイルは一時的に画面から消えるが、まだ完全には削除されていない。
画面右下の「最近削除した項目」を押し、画面上部の「すべてを削除」を押すことでiCloud Driveのファイルが完全に削除されてストレージ容量に空きができる。
解説
「最近削除した項目」=「ゴミ箱」
「すべてを削除」=「ゴミ箱を空にする」
以上