いや〜〜〜〜〜〜〜。
アラジンが、面白かった。
アラジンが、面白かった。
面白すぎて2回観た。
2回観たから2回言った。
ネットニュースでの評判が非常によかったこともあり、日本での公開直後、6月9日(日)に私は家族全員で映画館へ行った。子供も一緒だったので吹替版で鑑賞。
10才の娘は最初から「アラジン観た〜い!」とノリノリだった一方、5才の息子は「えいが?いやだよ!みたくないよ!」なんて言っていた。しかし上映が始まるとその息子もポップコーンをほおばりながら夢中で観ていた。
1992年のアニメ版に比べて映像の迫力が増しているし、ストーリーが研ぎ澄まされてテンポもよくなっているし、笑えるシーンも増えているし、アラブの町の広さの表現もすごいし、ウィル・スミスがジニーだし、ジニーが山寺宏一だし、山寺宏一がウィル・スミスだし、ジャスミンは美しいし、かわいいし、美しい。
この実写版リメイクは大成功ではないか。
90点!
そう思った。
一回目の鑑賞を大満足で終えて帰宅した後、AppleMusicで何度も映画のサウンドトラックを聴いた。日本語版を繰り返し聴いた後、英語版も何度も聴いた。
そして聴けば聴くほど・・・、違和感が増した。
あれ〜・・・?
う〜ん・・・。
そして5日後の6月14日(金)。
仕事が休みだったので、私は一人でもういちど映画館へ足を運ぶことにした。
こんどは子供もいないし、字幕版で鑑賞。
すると・・・。
おーう、なるほど。
あのセリフは英語ではこういう言葉だったのか。
吹替版で「アラジンは人気者〜♪」なんて歌詞があったけど、あれはデタラメだ。
アラジンは人気者なんかじゃない。
「クズ」「ドブネズミ」「悪党」
みんなからそう蔑まれ、疎まれるのが本来のアラジン。
だからこそ、その後のストーリーが成立するんだ。
アラジンは庶民。いや、庶民どころか、社会の底辺のなかの底辺。
声も喋り方もとにかく野暮ったい、ドブネズミ。
そのドブネズミと王女様が恋をする。
吹替版ではその世界観が十分に伝わっていない気がした。
字幕版で観ると「本来作り手が描きたかったはずの世界観」がより強く伝わる気がした。
これから観る人には、ぜひ字幕版をすすめたい。
吹替版もかなり出来はよかったけれども。
吹替版が90点だとすれば、
字幕版は96点だ。

参考サイト
アラジン公式

MOVIX川口