秋月電子で見かけてRaspberry Pi Zeroを衝動買いしてしまったが、キーボードを持っていないのでMacだけでセットアップした。
Raspberry Pi OS(旧称Raspbian)のインストール
※いつのまにかOS名が変わったようだ。ラズビアンという響きが刺激的だったのに。
・OSイメージをダウンロードする。
https://www.raspberrypi.org/downloads/raspberry-pi-os/
(私の場合、デスクトップは不要なのでLiteを選択。)
・MacにEtcherが入っていなければインストールする。
Homebrewでコマンドからもインストールできる。
$ brew install balenaetcher
・MacにMicroSDカードを挿入し、EtcherでOSイメージを書き込む。
SDカードをMacにマウントする
SDカードへの書き込みが終わったら、そのままではマウントされないので一度SDカードを抜いて挿し直すと/Volumes/boot
にマウントされる。
SSHを有効にする
コマンドラインから
$ touch /Volumes/boot/ssh
として、空のファイルを置いてあげる。
公式ドキュメントの説明はこちら。
こちらの方が説明が解りやすい。

SSIDとパスワードを書き込む
$ vi /Volumes/boot/wpa_supplicant.conf
で以下のように記述する。(ssid
とpsk
は環境に応じて書き換えること。)
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
country=JP
network={
ssid="<Name of your wireless LAN>"
psk="<Password for your wireless LAN>"
}
【注意】ZEROの場合はIEEE 802.11acに対応していない。
公式ドキュメントの該当箇所はこちら。
SSH接続
MicroSDカードを本体に差し込んでUSB電源を挿すと起動する。しばらく待機するとSSHで接続できる。パスワードはraspberry
である。
$ ssh pi@raspberrypi.local
おまけ:Mac側の公開鍵をラズパイに登録
いちいちパスワードを入力するのは面倒なので公開鍵を渡しておく。Mac側とラズパイの双方で、~/.ssh
というディレクトリが存在しなければ
$ ssh-keygen
と打つ。いろいろ聞かれるが何も考えずエンターを連打してよい。終わると~/.ssh
というディレクトリができている。
Mac側で
$ cat ~/.ssh/id_rsa.pub | pbcopy
と打って公開鍵の内容をコピーし(pbcopy
は標準入力の内容をクリップボードにコピーするコマンド)、ラズパイ側のターミナルでauthorized_keys
に書き込む。
pi@raspberrypi:~ $ vi ~/.ssh/authorized_keys
ファイルを保存したらアクセス権を変更する。
pi@raspberrypi:~ $ chmod 600 ~/.ssh/authorized_keys
以上